qaaaaaaaの雑雑雑ブログ

ふにゃふにゃふにゃふにゃ……

「BNA」のふわっとした感想など

BNAめっちゃよかった。
作品の社会的な含意に関しては私がそういった物に疎いため解らないのだが、とにかく「若さ」が眩しく輝いて描かれている作品だったように思う。それは、主人公やその親友なずなの台詞回しや細かな身振りもそうだし、再会した親友に思いの丈をぶつけるシーンでの、相手に対する無垢なまでの信頼だったり、あるいはお気に入りの歌の一節を一緒に口ずさんで笑い合う……なんていう殆ど記号化された1シーンもやっぱりそうだ。とにかく、そうしたシーンの全てが眩しいように感じられ、同時に自分がティーンエイジャーだった頃に出来なかったことや、自分も経験したことなんか思い起こされ思いもかけずに色々な感傷に浸らされた。よかった。
ところで、私に限らず、美少女が登場する作品を愛好する人の一つの願望として、女の子が、読者である自分の想像もつかないような風景を見たり、辿り着いたりするのを見ていたいというのがあると思うのだがbnaにおける「若さ」の描写は「きっとこの子たちは我々が思いもつかない物を見るのだろうな……」という予感を感じさせてくれるものがあって、そういった願望もかなり満足させることが出来た。嬉しい。
そしてこの流れで私は、「BNA」を制作したのと同じ会社の手によるアニメ「SSSS.GRIDMAN」の登場人物、新条アカネを思い出す。10話か11話だったか忘れたが、そこらへんの話を視聴した直後の私は、彼女が絶望の果てに何を見つけるのだろうという期待と予感と確信に浮足立っていた。だからフィクサービームにはマジで発狂したぜ。グリッドマンは、あいつは悲劇の歌を歌う新条アカネを力ずくで工場に連れ戻しやがったんだ。
許せねえ……